① 洗濯機の裏側を大公開!!

② 洗濯機のクリーナーには【酸素系】と【塩素系】2種類あった!
薬局に洗濯槽クリーナーを買いに来た私…。実は酸素系と塩素系の2種類あることに気が付きました。実際に調べてみると以下の通りとなります。
過炭酸ナトリウムが主成分で、発泡した泡で「汚れ」を剥がし落とします。殺菌力は塩素系に劣ります。見える汚れを取りたい時や、長い期間洗っていない時などは酸素系クリーナーから使い、その後、塩素系クリーナーを使っていただく事をお勧めします。
次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、細菌類を「殺菌」する力に特化しています。汚れを落とす力は酸素系に劣ります。定期的に酸素系クリーナーで洗っている場合は、塩素系クリーナーで殺菌する事をお勧めします。

食器洗いを例に考えると分かりやすいと思います!例えば…
- 使った包丁は洗剤で洗いますよね?切ったあとの汚れを取る→これが酸素系クリーナーです。
- 定期的に包丁やまな板をハイターに付け、目には見えない菌を取る→これが塩素系クリーナーです。
③ それでは、実際に洗っていきます!今回は酸素系クリーナーを使います (縦型洗濯機編)
今回は長い間、洗濯槽のお掃除をしていなかったので、酸素系クリーナーでまずはガッツリ付いた汚れを落としていきたいと思います。今回使うのはクリーナーで有名なオキシクリーン。縦型洗濯機とドラム式洗濯機とでは使い方が違いますのでご注意ください。ドラム式洗濯機の事については④で述べています。

※オキシクリーンの量は、お湯4Lに対して約28g(スプーン1杯orライン2)の分量で調節してください。
【例】お湯68Lの場合、スプーン17杯およびライン4×4杯が目安。
使用手順 縦型洗濯機

STEP1


ステップ1の時点で結構大変!私は68ℓのお湯を大きな鍋で何度かに分けて沸かしました。お風呂場と洗濯機が近くにあり、ホースで給水が出来る方はこちらの方が断然楽です!!お湯を入れたら5分程回し、6時間放置します。
STEP2


ぎゃー!上の写真は6時間後の洗濯機の中です!ワカメみたいな汚れが出てきます。これが洗濯槽の汚れ!今から網でゴミをスクっていきます。通常であればこれで洗濯ボタンを押して回すんですが、今回はさらに8時間オキシ漬けにしていきたいと思います。


ワカメのような汚れはあまり見られなくなりましたが、お水はかなり濁っています。今回は合計14時間オキシ漬けをしました。これだけ浸けていたら洗濯槽の汚れはかなり取れていると思います。それでは今からステップ3の洗濯機コースで回していきたいと思います。
STEP3


今回は念のため2回洗濯機を回しました。いかがでしょうか?実際に裏側は分解しないと汚れが落ちているかは分からないですが、あれほどのワカメや汚れが浮き出ていたのでかなり綺麗になったんではないのかなと思います。酸素系クリーナでお掃除をした後に塩素系クリーナーで殺菌をすると、より効果的だと思いますが、今回は思ったより時間がかかりましたので、酸素系クリーナーのみで終わりたいと思います。
④ ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機でクリーナーを使う時は注意です!基本的には塩素系クリーナーを使う
知り合いの清掃屋さんにその理由を聞いてみました。

ドラム式洗濯機はなぜ塩素系クリーナが良いのですか?

年間1000台以上の洗濯機を分解清掃して感じることは、ドラム式洗濯機は、それ程カビや汚れが付いていない印象を受けます。おそらくドラム式洗濯機は乾燥機能があるため、水が残りにくく、カビの繁殖を抑えられるのではと思います。ですのでドラム式洗濯機は「汚れを落とす」というよりかは「目には見えない菌を塩素系クリーナーで殺菌する」と思ってもらうと良いと思います。この他にドラム式洗濯機では酸素系クリーナーは使いづらい事を書きにまとめてみました。
- 洗濯の途中でドアを開けられないと酸素系クリーナーは使えない
- ドアを開けることができても、こぼれない水量しか水を入れられない
- 酸素系クリーナーは泡立つ為、水が勝手に排水されることがある
※お使いの洗濯機が縦型、ドラム式によって、クリーナーを使い分けする必要があります。基本的な使い方は以下の通りです。
縦型洗濯機 | 横型洗濯機 |
酸素系・塩素系クリーナー | 塩素系クリーナー |
⑤ お掃除の頻度は?

どれくらいのペースでお掃除をするものなんでしょうか?

お掃除頻度は、あくまで目安にはなるのですが、洗濯機をご購入後、長期間清掃(メンテナンス)を行なっていない場合は、一度で汚れを落とすのは難しいと思います。洗濯槽に堆積したカビや固着した汚れはとても強力な為、お近くのハウスクリーニング業者さんなどに依頼し、定期的に分解清掃、また普段からのクリーナーなどでのお手入れをオススメします。
まとめ
今回、長期間洗濯槽のお掃除をしていなかったので、少し手間と時間がかかりました。清掃屋さんのおっしゃる通り、長期間、洗濯槽のお掃除をしていない場合は、清掃屋さんに一度依頼をして、完全に綺麗にしてもらい、その後、自分で定期的にお掃除をする方が良いのかなと思いました。
うわー!すごく汚れていますね…。実は先日、何気なくYouTubeを見ていたら、洗濯機を分解して清掃実験をする【分解清掃チャンネル】さんと言うチャンネルで洗濯機の中がすごく汚れていることを知りました。そこで、今回は取材形式で、私の家の洗濯機を綺麗にする過程を皆さんに共有できたらなと思います。